2012/03/04

お米を使った海外サイトのレシピを見て・・・

下記リンクは米国のコカ・コーラ社のレシピですが、ちょっとショックを受けました。

リゾット風の料理なのですが、お米を炒めたあとコーラをドボドボと入れて煮込んじゃいます。肉料理にコーラを使うというのは時々聞きますが、お米にコーラっていうのはなんかタブーめいた感じがします。
まだ私は試していないので味は知りませんが、この発想の自由さには心地よさすら感じました。私にはとても思いつかないし、たとえ思いついたとしても即座に却下したことでしょう。
私たちは日本が瑞穂の国であると自認し、多くの人がお米に関して一家言持っています。しかし反面、その食べ方においてだいぶ保守的なのかもしれません。


例えば、Rice Recipesにはチャーハン、ピラフ、リゾット、メキシカン、スパニッシュ、ライスプディングなどの料理やデザートが紹介され、使用するお米も料理に合わせて長粒種のバスマティやイタリアのアルボリオ、日本風の短粒種など。近頃よく名前を目にするSNSのPinterestでも多くの米料理の写真が公開されていますが、私のイメージしてた米料理の枠を超えるバラエティに富んだもので、目を楽しませてくれます。


ところで、お米についてはうるさいとされる私たち日本人ですが、ご家庭では上記したような料理をそれに適したお米を使って調理されているでしょうか?家庭でもパスタは本場の食材にこだわり、茹で加減もアルデンテが云々と言っている割には、リゾットはスープを吸わないコシヒカリだったりするのではないでしょうか。
さすがに三十年前みたいに、洋風の味付けをした焼き飯を「ピラフ」と呼ぶことは、今はないでしょうが。


しかしまあ、私自身も一番好きなのは日本のお米で、それを白飯として食べるのが落ち着くクチです。
それでも、世界各国の”本格的”な料理が食べられる日本において、お米に関わる料理だけは無理して日本のお米を使っているのは画竜点睛を欠く様で残念に思えます(ただ、こうなっているのも他の食材に比べコメ輸出入のハードルが高いことに大きく起因するのだとは思いますが。)。
また、上記したような海外のサイトを見て、もっと自由な発想でお米と向き合う余地がまだまだあることを感じています。

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